こんにちは
高松市木太町 もりぐち歯科クリニック
歯科医師の白崎です
めっきり寒くなってきましたね・・・
これでも、例年より暖かいのだとか・・・
まあ、幼少期は雪国で育った僕としては余裕ですが(笑
それでは!
前回予告していたお口と健康のお話を!!!
まず第一回目です
題して
『骨粗鬆症と歯医者さん』
なんか、アニメみたいなタイトルですね・・・
長寿社会の日本
長く生きれば生きるほど老いは顕著になります
これ、仕方ないですよね
お肌が〜
腰が・・・
お腹周りが・・・
そんな声が聞こえてきそうです
もちろん骨ももろくなってしまいます
「うちのおばあちゃんが転けて骨折したのよ〜」
結構このセリフ聞きますよね
骨折か、命には関わらないでしょ?
って思ったそこのあなた
骨折は部位によっては大きく生命予後に関わるのです!
足の骨の部位によっては社会復帰ができなくなり5年後の生存率が明らかに下がるのです
そういうことを予防するために増えているのが骨粗鬆症のお薬
色々ありますよね
この中でも特にビスホスホネート系製剤などのお薬
その副作用がお口の中に現れることがあるのです
その副作用とは
顎骨壊死
格好良く言わせてください
MRONJ
(Medical Related Osteonecrosis of the Jaw)
です
どういう病気かと言いますと・・・
骨を丈夫にしてくれる骨粗鬆症のお薬
実はですね
『丈夫になった骨』=『健康な骨』
ではないのです
そのような骨は細菌にめっぽう弱いという欠点があります
お口の中には細菌がいっぱい
つまり、特定の骨粗鬆症のお薬を飲んでいる状態で顎の骨に細菌が感染してしまうとですね
顎の骨が壊死してしまうことがあるのです
そんな病気です
どういう時に感染しちゃうの???
それは、骨が見えるような抜歯などの処置をした時です
ここで、絶対誤解しないでください!
じゃあ、飲まなきゃいいじゃんそんな薬
では決してありません
効果はしっかりとした有益なお薬であることは間違いないのです
つまりですね
お口の中の細菌を減らす
お薬を飲んでいる時に抜歯などをしない
そういうことをちゃんと守れば副作用の発症率は大きく下がります
これって特別なことじゃないですよね???
歯がなくならないようにしっかりとお掃除する
よく考えたら普通のことですね
歯科医師としてみなさまにお願いがあります
お薬の進歩が目覚ましい昨今
お薬には効果があるように必ず副作用があります
新たにお薬が増えたら私たちに教えてください
それに応じた治療法、対処法があるからです
お口を通した健康管理
一緒に考えていきませんか???
それでは、最後にまたやります
そう
僕の写真公開(笑
ちょっと前の友達の結婚式の写真です
えい!
と花嫁が投げるブーケトス
受け取ったの・・・
まさかの既婚のおばさん(笑
結婚式って予期せぬ写真とかが撮れるんで好きなんです
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